知っ得その2
ポリエステルガットについて
テニス(硬式テニス)のストリングとして、ポリエステル素材のものはすっかり定着しました。
よりハードにヒットするようになった現代テニスのニーズに、ポリエステルの腰の強さ、硬さがマッチしていることが広く理解されたのだと思います。
付け加えて少々アドバイスを。
その1
ポリエステルはナイロンより切れにくい。しかし、伸びやすい。
張ったあと、割と早くから伸びが目立ちます。切れてないからといって、
反発力が落ち、緩んだポリエステルガットで打ち続けるのは最悪の状態。
安価なものでよいので、ポリエステルは特にひんぱんな張替が必要です。
その2
ポリ系素材も第3世代、第4世代が出現しています。
要するにポリ系にしては微妙に柔らかみがある、ホールド感がある、弾力があるというような改良モデルが
いろいろ発売されています。
ジュニア・アマさんプレーヤーも1度はお試しを。
その3
オーレ店長はゲージの細いポリ系ストリングをお奨めすることが多いです。
直径1.2mmぐらいのものがよいと思います。細いというだけで、柔らかみ、タッチ、ホールドが生まれ、
打球音も好ましくなります。ガチガチに張りたい人以外は、だまされたと思って。
その4
ポリ系とナイロンガットをタテヨコに組合せるハイブリッドストリンギング。
これはおもしろい。しかし凝り出すとキリがない。今後少しずつコメントしたいと思っています。
未体験の人はベーシックで安価なストリングを使って、まずやってみて下さい。
知っ得その1
オーレは“超B級ストリンガー”を目指します!!
■提案1■
1本張り、2本張りという呼称をやめて、ワールドスタンダードに、それぞれ「ツーノッツ」(結び目が2つと言う意味)「フォーノッツ」と呼びましょう。
■提案2■
ハイブリッドの流行以後、フォーノッツの張り方がずいぶん増えました。
その際、クロスのストリンギングを中央から始めるやり方(お客さんからは“オーレ張り”と呼ばれている)を、当店は基本的に採用しております!
その理由は。。
@フレームの負担が最小である!
メインストリングを端から張り始める人がいないように、中央部から負荷をかけていくことが、一番負担の少ない、また、メインを張上げ後のストレスを早く解消する張り方を実現します。
Aストリングの弱りが最小である!
ストリングは通して編むだけで弱ります。ナチュラルガットを張るときに皆さん感じる事ですね。中央から張り始めることで、大切なスイート部分のクロス糸の弱りを回避できます。
その他理屈を付ければまだまだありますし、またデメリットも数え上げればあるのですが、それはまたおいおいに。。
清掃はマメに!
ストリングマシーンの全体の清掃は毎日。レール、クランクの汚れは5本張り替えたら清掃。
クランプの中は2〜3本張り替えたら清掃。クランプはストリングの油で滑りやすく、1mm滑ると4〜5ポンド下がる。
※清掃にはメタノールとキッチンペーパーを使い、布のタオル は使わない!これは、布だと結構汚れていても捨てずに使ってしまうからです。クランプの中はアセトンなど油をとかす溶剤を使う。
ラケットセットは慎重に!
ラケットをセットする際はフレームを留め具にヘッドから左右同時に固定し、全部均等に接しているかを確認する。固定の際、あまり強く締めすぎない。
最近のラケットは厚ラでフレームが薄くなっているので、締め過ぎに注意!
また、目打ちを刺す場所を避けて固定する。
ストリングスのコイルに注意!
張っている途中や張ってすぐ切れる原因の多くは、ストリングがコイル状態になっているのに引っ張ってしまうからです。コイル状態にならない為には、広く、明るい場所で張り引っ張る際、フレームとストリングの間に指を入れて1回1回確認する。